カラビナ問題

2008年12月27日 04:28

どちらかといえば、覚えるよりも忘れることのほうが多い年の瀬だけれど、新たに知った(世間的にはコモンセンスかもしれない)2つのこと。

「カラビナはドイツ語由来」

…というか、カラビナが何かもよく知らなかったんだけれど。夢枕獏の力作『神々の山嶺』その他の山岳小説で見かける単語なので、まあ何か登山に使うグッズであろうと思いつつも、深く考えたことはなかった。

「カラビナ」という単語の響きも、その身上を明かしてくれるようなものではない。何となく日本語っぽく聞こえないこともないから、「空」+「ヒナ」なのかなあと漠然と想像していたが、当然ながら、「空ヒナ」という単語からまともな結論など引き出せないに決まってる(そして思考は常にそこでストップしていた)。

そんなこんなで放り出してあった「カラビナ問題」は、ちょっとした偶然から解決した。今年のクリスマス・イブの席で、ロッククライミングをする人に贈られたプレゼントがカラビナだったのだ。今回ようやくその正体がわかったカラビナとは、こんなグッズです(皆知ってるんだろうけど)。

Coleman(コールマン) Dカラビナ レッド 170-6702Coleman(コールマン) Dカラビナ レッド 170-6702
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不明

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そして衝撃(?)の事実。この「カラビナ」という単語は、ドイツ語でこの器具を指す単語" Karabiner-haken" (カラビナー・ハーケン:Haken>鈎)から来ていたらしい。言われてみれば、山岳関係の単語はドイツ語から入ってきた単語がけっこう残っているんだった。ピッケル、ヒュッテ、リュックサック、アイゼン、シュラフとか。ザイルなんかもそうだ。

プラスこのカラビナに関してもう一つ知ったのは、ドイツ語の「カラビナーKarabiner」とはカービン銃だということ。カービン銃は、騎兵たちが馬上で扱いやすいように全長を短くした小銃で、携帯する際に使用した吊り環をカラビナーハーケンと呼んだ。これが転じて、現在では登山用具あるいはキーホルダー等に使用される用具となったらしい。

そういやダニエル・ペナックに『カービン銃の妖精』っていう小説がある。ペナックは『人喰い鬼のお愉しみ』しか読んでないんだけれど、今度日本に帰ったら探してみよう。

カラビナの話だけで既に疲れてしまったので、もう一つは簡単に。「タルカムパウダー*」と「チョーク粉」は同一物だった!これも知らんかった……

*(ベビーパウダーの意味でも使われる)

神々の山嶺〈上〉 (集英社文庫)神々の山嶺〈上〉 (集英社文庫)
(2000/08)
夢枕 獏

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カービン銃の妖精カービン銃の妖精
(1998/01)
ダニエル ペナック

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