2009年01月09日 09:07
はー寒い。ドレスデンの知人の家の辺りは、昨晩マイナス26度だったらしい。まつ毛が凍るんじゃなかろーか。
前回帰省した折に、友人からよしながふみのマンガをすすめられ、まとめ買いしてあったのを読んだ。『大奥』1+2巻と『西洋骨董洋菓子店』と『愛すべき娘たち』。ちょっとBL色漂うのが苦手かなと思ったんだけれど、意外に大丈夫だった。
『愛すべき娘たち』のシチュエーションから、なぜか岩館真理子の『月と雲の間』を連想したんだけれど、よしながふみの作品のほうがドライというか大胆というか、打たれ強さを感じる。完全に大人のためのマンガというか。岩館さんのはどこかで少女マンガ的な儚さが漂う。でも、「みんなちがってみんないい」(ⓒ金子みすず)のさ。
イアン・マキューアン『贖罪』も読了。解説にも書いてあるとおり、マキューアンがこの作品ではなく、『アムステルダム』でブッカー賞を取ってるというのは、何となく不思議な気がする。ちなみに『贖罪』がノミネートされた年のブッカー賞受賞作は、ピーター・ケアリー『ケリー・ギャングの真実の歴史』。未読。
この人の書く「何かが取り返しのつかないほど台なしになってしまう瞬間」までの緊張感がいつもながら怖い。悲恋の行方だけでなく、小説を書くという行為をめぐる思索も面白かった。第1部、まだ少女のブライオニーが創作の秘密に近づきはじめる下りや、第3部で作家となっている年老いたブライオニーの独白から浮かび上がる真実(の・ようなもの)がスリリング。ある意味、とても凝った構造になっている作品なので、これから何度か読み返すことになりそう。
こちらの作品から連想したのは岩館真理子……ではなく、ジョン・アーヴィングの短編『ピギー・スニードを救う話』でした。
前回帰省した折に、友人からよしながふみのマンガをすすめられ、まとめ買いしてあったのを読んだ。『大奥』1+2巻と『西洋骨董洋菓子店』と『愛すべき娘たち』。ちょっとBL色漂うのが苦手かなと思ったんだけれど、意外に大丈夫だった。
『愛すべき娘たち』のシチュエーションから、なぜか岩館真理子の『月と雲の間』を連想したんだけれど、よしながふみの作品のほうがドライというか大胆というか、打たれ強さを感じる。完全に大人のためのマンガというか。岩館さんのはどこかで少女マンガ的な儚さが漂う。でも、「みんなちがってみんないい」(ⓒ金子みすず)のさ。
![]() | 愛すべき娘たち (Jets comics) (2003/12/19) よしなが ふみ 商品詳細を見る |
![]() | 月と雲の間 (モーニングKC) (2001/07) 岩館 真理子 商品詳細を見る |
イアン・マキューアン『贖罪』も読了。解説にも書いてあるとおり、マキューアンがこの作品ではなく、『アムステルダム』でブッカー賞を取ってるというのは、何となく不思議な気がする。ちなみに『贖罪』がノミネートされた年のブッカー賞受賞作は、ピーター・ケアリー『ケリー・ギャングの真実の歴史』。未読。
この人の書く「何かが取り返しのつかないほど台なしになってしまう瞬間」までの緊張感がいつもながら怖い。悲恋の行方だけでなく、小説を書くという行為をめぐる思索も面白かった。第1部、まだ少女のブライオニーが創作の秘密に近づきはじめる下りや、第3部で作家となっている年老いたブライオニーの独白から浮かび上がる真実(の・ようなもの)がスリリング。ある意味、とても凝った構造になっている作品なので、これから何度か読み返すことになりそう。
こちらの作品から連想したのは岩館真理子……ではなく、ジョン・アーヴィングの短編『ピギー・スニードを救う話』でした。
![]() | 贖罪〈上〉 (新潮文庫) (2008/02) イアン マキューアン 商品詳細を見る |
![]() | ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998) (1999/08) ジョン アーヴィング 商品詳細を見る |







コメント
コメントの投稿