メモ(寒いので読書)

2009年01月09日 09:07

はー寒い。ドレスデンの知人の家の辺りは、昨晩マイナス26度だったらしい。まつ毛が凍るんじゃなかろーか。

前回帰省した折に、友人からよしながふみのマンガをすすめられ、まとめ買いしてあったのを読んだ。『大奥』1+2巻と『西洋骨董洋菓子店』と『愛すべき娘たち』。ちょっとBL色漂うのが苦手かなと思ったんだけれど、意外に大丈夫だった。

『愛すべき娘たち』のシチュエーションから、なぜか岩館真理子の『月と雲の間』を連想したんだけれど、よしながふみの作品のほうがドライというか大胆というか、打たれ強さを感じる。完全に大人のためのマンガというか。岩館さんのはどこかで少女マンガ的な儚さが漂う。でも、「みんなちがってみんないい」(ⓒ金子みすず)のさ。

愛すべき娘たち (Jets comics)愛すべき娘たち (Jets comics)
(2003/12/19)
よしなが ふみ

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月と雲の間 (モーニングKC)月と雲の間 (モーニングKC)
(2001/07)
岩館 真理子

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イアン・マキューアン『贖罪』も読了。解説にも書いてあるとおり、マキューアンがこの作品ではなく、『アムステルダム』でブッカー賞を取ってるというのは、何となく不思議な気がする。ちなみに『贖罪』がノミネートされた年のブッカー賞受賞作は、ピーター・ケアリー『ケリー・ギャングの真実の歴史』。未読。

この人の書く「何かが取り返しのつかないほど台なしになってしまう瞬間」までの緊張感がいつもながら怖い。悲恋の行方だけでなく、小説を書くという行為をめぐる思索も面白かった。第1部、まだ少女のブライオニーが創作の秘密に近づきはじめる下りや、第3部で作家となっている年老いたブライオニーの独白から浮かび上がる真実(の・ようなもの)がスリリング。ある意味、とても凝った構造になっている作品なので、これから何度か読み返すことになりそう。

こちらの作品から連想したのは岩館真理子……ではなく、ジョン・アーヴィングの短編『ピギー・スニードを救う話』でした。


贖罪〈上〉 (新潮文庫)贖罪〈上〉 (新潮文庫)
(2008/02)
イアン マキューアン

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ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998)ピギー・スニードを救う話 (John Irving collection 1989-1998)
(1999/08)
ジョン アーヴィング

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